ある日の御伽噺

日々の雑記

咲ける時の為に

ワイン色のジェルを爪に塗られて、それらをLEDライトの青い光で固めるということの繰り返しの中で、わたしは考えていた。

 

花には美しく咲き誇れる「時間」というものが限られている。わたしはまだその瞬間、いいえ、まだ蕾でもなく、花びらも葉も茎もない球根にすぎない。

 

この苦しみや辛さが、

土壌の肥やしになるのならばわたしはそれでよい。

 

それに、負けない自信があるから。

じゃあ、残り半年頑張ろうか。