2017-09-18 咲ける時の為に ワイン色のジェルを爪に塗られて、それらをLEDライトの青い光で固めるということの繰り返しの中で、わたしは考えていた。 花には美しく咲き誇れる「時間」というものが限られている。わたしはまだその瞬間、いいえ、まだ蕾でもなく、花びらも葉も茎もない球根にすぎない。 この苦しみや辛さが、 土壌の肥やしになるのならばわたしはそれでよい。 それに、負けない自信があるから。 じゃあ、残り半年頑張ろうか。