まるでスタータスでしょ?
まるで恋人がいることがステータスになっている、日本の現代社会。
いつもお決まりで「彼氏いるの? いや、嘘でしょ。絶対いるって」という台詞を言われて、辟易している。私の年齢になると彼氏がいることが当たり前であったり、その彼氏を「お飾り」のようにすることが多々ある。例えば、彼氏がどこの企業に勤めていて、何歳で推定年収がいくらで、出身大学がどこで、がまず優先される。結局、そういう要素に目を向けている人は、人の中身を見ていないことが多い。
私は人と接する仕事をしているので、人の中身を見てしまう。
たぶんこの人はこういうことが苦手で、こういうことが得意なんだろう。この人はこういう人柄の持ち主であるといつも推測している。だから、咄嗟にああ、この人は人を見た目で判断するんだと思ったら私は仲良くはしない。
私が自分の本心であったり、弱音を吐いたりする相手は
誠実であって、なおかつ信頼ができる人たちだ。
話は変わるけれども
人の信用、信頼を裏切るということは
その相手を裏切り、傷つけることだけではなくて
自分の不誠実さを露呈させているようなものだ。
そして、
人に裏切られるのは怖いのは、
自分で裏切ったことがあるから。自分がそうするから。
私は裏切られたら、その人はそういう人だったで終わってしまうんだよね。
咲ける時の為に
ワイン色のジェルを爪に塗られて、それらをLEDライトの青い光で固めるということの繰り返しの中で、わたしは考えていた。
花には美しく咲き誇れる「時間」というものが限られている。わたしはまだその瞬間、いいえ、まだ蕾でもなく、花びらも葉も茎もない球根にすぎない。
この苦しみや辛さが、
土壌の肥やしになるのならばわたしはそれでよい。
それに、負けない自信があるから。
じゃあ、残り半年頑張ろうか。